「ヒグマ対策護衛事業」とは…?

 「ヒグマ対策護衛事業」とは、山の中でヒグマと出会わないように対策を行い、調査員や作業員を護衛する仕事です。万が一に備えて、ハンターは銃を携行しますが原則として発砲はしません。主に周囲の警戒や安全性の判断を行い、クライアント(作業員や調査員など)が安心感を持って作業を行えるようにサポートする仕事です。

ヒグマが近くにいるかどうかは、地形・天候・餌などの環境条件や、足跡・糞・爪痕・臭いなどの痕跡をもとに、様々な条件を照らし合わせて判断します。

ヒグマ対策護衛事業の課題

依頼者

護衛を頼みたくても「歩ける人が居ない」と断られてしまう…。
高齢のハンターに険しい場所を歩いてもらうのは申し訳ない…。
ヒグマとの遭遇経験の無いハンターに来てもらっている…。

ハンター

依頼されても派遣できるハンターが居ない。
若いハンターはヒグマの捕獲経験を積みにくい。
依頼が不定期なため安定した収入が得にくい。

 山林内における護衛業務は、まさに「ヒトとヒグマの距離を適切に保つ」ためのシゴトですが、ハンターの減少や高齢化に伴い担い手が不足しています。また、ハンターとして生計を立てることは厳しく、本業の傍ら駆除や狩猟に従事するハンターがほとんどです。それに対して、近年ヒグマの個体数が増加し、人身事故や市街地への出没などヒトとヒグマの軋轢が顕著になりました。山林作業者が業務中にヒグマの痕跡や姿を確認することも増え、護衛の需要は増加している状況です。

企業の”足りない”と、ハンターの”働きたい”をマッチする!!

 そんな課題を解決するために、「有限会社GOE-MON」は「株式会社地域環境計画」と連携し、より良いヒグマ対策護衛を目指して事業に取り組んでいきます。

(有)GOE-MONは(株)地域環境計画と共に、ヒグマを中心とした社会課題の解決を目指します。

“安心感”という価値

 山林内におけるヒグマの捕獲経験があるハンターや、登山ガイド等などプロとしてヒグマとの遭遇回避に努めているハンター等、たしかな技術と経験を持つハンターが現場へ同行し、より安全により安心感のある護衛を目指します。

円滑な作業の進捗をサポート

藪の濃い場所や傾斜の厳しい場所でも、調査員や作業員のペースに合わせて同行します。

双方に対する供給の安定化

 護衛員を探しているクライアントの方々にとっても、護衛のシゴトを探しているハンターにとっても、双方にとってメリットのある”安定した供給”を目指します。